懐かしすぎる

本屋に行ったら、「やみなべの陰謀」という小説が新刊のところに置かれているのを発見。ハヤカワ文庫だったか?
あれ?この本、確か数年前に電撃文庫から出た、あの「やみなべの陰謀」と同じ本か?と思い、手に取り見てみると、案の定同じ本だった。
そういえば作者の田中哲弥先生は、電撃文庫で大久保町シリーズ3冊と、「悪魔の国からこっちに丁稚」だったかいうタイトルの翻訳小説2冊と、最後にこの「やみなべの陰謀」を書いたっきりすっかり名前を見かけなくなったので、ああきっと俺が発見できないだけで、何処か違う出版社で本を出しているんだろうと当時思ったんです。
が!
この新しい方の「やみなべの陰謀」のあとがきを見て驚いた。どうやらこの人、7年間本を出していなかったようです。なんてこったい。久々に大久保町読み返してみたら、やっぱりすげー面白い。こんな立派な才能をずっと埋もらせていたとは、なんとも、なんともったいない!あ、そういえば当時、大久保町がすげー面白かったから友人達にもすすめてみたけど、結局誰も読んでくれなかった寂しい思い出が。
それにしても何で今更なうえに違う出版社でやみなべが?新作を出す前に、まずは名前を知ってもらうための前哨戦って感じなのか?